
--会社概要を簡単にお聞かせください
管理部 本部長 大月氏(以下 大月氏) 2001年に大阪で設立し、主に不動産コンサルティング事業と、企業再生支援事業を手がけています。中でも現在は「家賃110番」というサービスが中心で、これは元々「どうすれば営業が営業しやすい仕組みを作れるか?」という問いかけから始まった事業です。情報が簡単に手に入る時代にあって、製品やサービスのクオリティが高いのは当たり前。だとすると、肝心なのはサービスの質ではなく「提供の仕方」ではないか、と。つまり、「お金が無い」という企業に対しても、「じゃあ私たちの手で原資を作ります!」ということができれば、営業が営業しやすくなるのではないかと考え始めたんです
【ビズキューブ・コンサルティング株式会社】http://www.bizcube.co.jp/
【家賃110番】http://www.yachin110.com/
--その皮切りとなるサービスが不動産だったのですね
大月氏 そうです。前述のような目的を達成するためには、「流動費」でなく、「固定費」を削減しなければならないのです。なぜなら、「コスト削減」には約60の種類があるといわれていますが、そのほとんどが流動的な経費削減だからです。携帯電話も電気代もガス代もそうですが、今月は下がったけれど、来月や再来月はどうなるのか分からない。そんな調子では安定したコスト削減が見込めず、「原資」を生むには至りません。
そこで目を向けたのが、固定費である家賃です。当時は、賃貸の市場自体がほとんど整備されておらず、時代の流れからも取り残された分野でした。周りを見渡せば、「適正」と考えられる金額よりも、はるかに高い賃料で借りている企業だらけだったのです。その頃は同業他社など1社もない状況でしたが、手がける価値は十分にある、と感じました。
今では、「適正賃料」という概念も大分浸透し、当社のクライアントも全国展開する大手チェーン店(小売、ホームセンター、物流、飲食、教育など)を中心として、紹介だけで事業が成り立つほどになりました。そして2008年、不動産や金融の専門知識を生かした事業再生分野へとビジネスドメインを広げつつあります。そのような中でこれまで以上に社内における情報共有の仕組みを整備してゆく必要があったというわけです。


--サイボウズ Office 7/デヂエ for SaaSを導入するまでの経緯について教えてください
大月氏 3年ほど前、拠点が大阪・東京に分かれ、新入社員を積極的に採用し始めた頃、情報管理に関して2つの課題がありました。1つは情報共有のあり方、もう1つは顧客情報などの最重要データをいかに保護するか、という問題です。それまでアクセスとエクセルで管理していた情報は、簡単に社外に持ち出せてしまう。そこでASPサービスを中心に検討しました。ASPサービスならアクセス制限もかけられますし、重要な情報を簡単には持ち出せなくなる、それが狙いでした。


--そこでサイボウズ Office 7 for SaaSにたどり着いたのですね
管理部 課長 高村氏(以下 高村氏) そうです。社内の掲示板にしても、就業規則にしても、紙ベースでしか共有していませんでした。そこでグループウェアを探し始めて、いくつも検討した結果、サイボウズさんの製品にたどり着きました。そこで詳しく見ていくと、ASPサービスとして提供されている企業をいくつか見つけたんです。フィードパスさんはその中のひとつでした。
--サイボウズ デヂエ for SaaSはどうしてお知りになったのですか?
高村氏 フィードパスさんのホームページで見つけたのが始まりです。ちょうどエクセルの不具合が多く出ていた時期でもありました。デヂエ for SaaSについて説明を聞くと、サーバ内で共有していたエクセルのデータベースを、ほとんど労力をかけずにWeb上に持っていくことができ、簡単に共有出来る上に容量も大きい。「これだ!」と感じました。それまではエクセルファイルを何人のも社員で共有することでファイルが頻繁に壊れてしまったり、情報があちこちに点在して最新の情報が分からなくなってしまったり、という状況が起きていたので、とにかく早く解決したかったんです。
--フィードパスを選択した決め手は何でしたか?
高村氏 きっかけは、レスポンスの素早さです。その問い合わせへのレスポンスが一番早かったのがフィードパスさんでした。もちろん、サービス内容とコストの比較のため何社も問い合わせをしましたが、結果的に最もリーズナブルでメリットが大きかった。また、導入を進めていく上で、担当の方を含め社員の方々が、私たちの意図を素早く・的確に察知して下さったことから、「今度こそ」という確信を持つことができました。そこが一番大きかったですね。
大月氏 元々やりたいこととして挙がっていた、ケータイとワークフローが基本サービスに入っていて、初期費用が一切不要だったことです。初期費用はデヂエ for SaaSについても同様に0円、その後の料金体系も非常にシンプルでしたし、解約条件などもほとんどなく、導入し易かった。また、これまで様々なサービスを利用してきましたが、これほど丁寧に分かりやすく説明していただいたのは初めてです。スムーズに運用を開始することができたのは、100%フィードパスさんのおかげ、ですね。

--具体的な導入効果は得られていますか?
大月氏 徐々に得られています。現在のところ便利に活用しているのは、スケジュール管理と稟議を上げるためのワークフローですね。特に稟議関係は、携帯から承認出来ることによって、スピードが格段にアップしました。また、紙ベースでの管理時代に起きていた紛失が無くなった点や、稟議がどこでストップしているのかが一目で分かる、「見える」という点がいいですね。
また、ToDoリストや掲示板なども使い始めると楽しいようで、社員も積極的に活用し始め、社員間の情報共有や交流も活発になってきたと感じています。
高村氏 デヂエ for SaaSについてはこれから本格的な運用を開始します。導入前はエクセルでやりとりしていた、不動産仲介事業の物件情報を共有するために活用するのが主な目的です。自社システムが完成するまでの間に、きちんと情報整理出来るのでは、と期待しています。

--サイボウズ SaaS サービスを今後どのように利用していきたいとお考えですか?
大月氏 出張の多い会社なので、携帯電話を利用して移動中などの「すきま時間」を活用し、もっと前向きな業務の時間を作りたいと考えています。具体的には、カタチのないサービスを提供していることから、他社様と比べるとお客様への「報告・連絡・相談」の頻度が非常に高く、また、サービスレベルを一定に保つための日報や、議事録の作成に大変な時間を取られています。そこを、こまめな「すきま時間」の活用によって、「時間的原資の創出」が出来るな、と。その「原資」を、重要なミーティングやさらなる業務の仕組みづくりのために使っていきたいと考えています。

--貴社のこれからの展望を教えてください
大月氏 常に念頭においていることは、「人」としての可能性に貪欲でありたい、ということです。「やりたい」という気持ちが最優先。例えば、リーダーも立候補と選挙によって決められます。もちろん新規事業に対しても同様で、手を挙げた社員には、積極的に事業に関わってもらいます。会社の考えだけが一人歩きする、ということはありません。
賃料が下がったことで利益率が数倍〜数十倍になったお客様もいらっしゃいますし、数億円単位でコスト削減ができたお客様もいらっしゃいます。新規事業に取り組んだり、設備投資・研修施設の整備をしたりなど、我々の生み出した原資が「どんなものにも形を変えられる」、という発展性を秘めていることが当社の優位性でもあります。
その強みを生かし、家賃を下げるだけではなく、最終的には「企業の価値を高める」という大きな目標を掲げ、下がった家賃で生まれた原資で、「更にこういう取り組みをしていきましょう」というご提案を、もっともっと増やしていきたい。
また、新規事業として立ち上げたM&A事業や企業再生事業を中心に、不動産業界から飛び出した領域で専門性を発揮していく企業でありたいと考えています。金融機関出身社員の経験とノウハウを活用し、不動産コンサルティング事業を超える主軸事業に育てていきたいですね。









